<占星術>5月の蠍座満月には、宇宙のゲートが開く!ウエサク満月の意味を解説

京都の鞍馬寺の祝祭でよく知られているウエサク満月は、天と地の間のゲートが開き、すべてのものの目覚めを促すエネルギーがさんさんと降り注ぐとされています。

ヒマラヤに近いインド、ネパール、ミャンマー、スリランカでは、古くから大切にお祭りされています。

なぜそのように言われているのか?というと、お釈迦様に由来しています。

お釈迦さまは

・生まれた日

・悟りを開いた日

・入滅された日(お亡くなりになった日)

この3つが、すべて「ヴィシャーカー(ウエサク)の満月」であったのです。

ウエサク満月は、天と地の間のゲートが開き、すべてのものの目覚めのために天界のエネルギーがさんさんと降り注ぐ神秘の時。

鞍馬山では、ウエサク満月と同時に、地底の天国・シャンバラに通じる扉も開くとされています。

ウエサク満月には、お釈迦さまをはじめとするアセンデッドマスターたちが地球にやってくる

鞍馬寺は平安時代から1200年も続く由緒ある聖地ですが、1949年に天台宗から独立し、はマダム・ブラヴァツキーが提唱した神智学の叡智を受け継いだ鞍馬弘教を開宗しました。

神智学によればウエサク満月には、1年に1度だけ、お釈迦さまのライトボディ(物質的な肉体ではないエネルギー体)が地球に降臨するとされています。

またお釈迦さまとともに、観音様をはじめとする菩薩様、アセンデッドマスター、天使、精霊など光の存在が多数集まります。

このために、多次元の扉が一斉に解放され、それぞれのパラレルワールドに存在する「自分たち」とつながることができるのです。

アセンデッドマスターとは、私たちから見ると神のようですが、かつて地球で人間として生きた体験を持っています。人生の間に、負のカルマを解消し、物質世界を超越し、不死と完全な自由を達成して第6レベルへのアセンションを遂げた存在です。

釈迦、イエス、サナトクマラ、、マリア、孔子、エノクが、著名なアセンデッドマスターとして知られており、神の計画のために、あらゆる人のたましいをアセンションへと導く教師としての役割を担って、第6レベルの霊界から私たちを見守っています。

お釈迦さまの誕生日は4/8じゃないの?花まつりと日が違うのはなぜ?

お釈迦さまのお誕生日というと、仏像に甘茶をかける花まつり(花祭・灌仏会)があり花まつりは4月8日と決まっています。

ウエサク満月は5月の満月ですから、この日とは違いますね。

これはなぜかというと、

ウエサク祭=お釈迦様の記念日と月が同じ位置

花まつり=お釈迦様の記念日と太陽が同じ位置の日

を選んでいるからです。

つまり、太陰暦か太陽暦かの違い。

またウエサク満月は、真にこだわるなら、5月の満月ならどの日でもよいわけではありません。

ウエサク(ヴィシャーカー)とは、インド占星術による区分けなのですが、現代の西洋占星術で表現するなら、蠍座の14度頃から28度頃のこと。(インド占星術では天秤座20°00′~蠍座03°20′)

ここで満月が起きる時は、反対側に太陽が来る時ですから、現在のカレンダーだと、5月3日頃から18日頃の間。

ですが、ときどき、この範囲からわずかに外れたところで、満月が起きる年がありますから、厳密にウエサクにこだわっていると、その年にはお祭りができなくなってしまいます。

そのため5月の満月に実施することが決まっています。

2020年の満月は蠍座の18度ですから、正真正銘のウエサク満月です。

ヴィシャーカー=火星=さそり座に輝く恒星アンタレスの関係


ヴィシャーカーとは、インドの神インドラとアグニが象徴するところの、目的に突き進み達成する力です。

そうするとお釈迦さまはたいへんな情熱家だったわけですね。

インドラは戦いの神、雷神

アグニ、火の神

蠍座は、現在では守護性が冥王星とされていますが、古典的には火星とも縁の深いサインです。

牡羊座も火星が守護星ですが、それは火星の「陽」のエネルギーであって、蠍座のほうは「陰」の火星なんですね。

星座(恒星)のさそり座には、さそりの胸のあたりにアンタレスという星があります。

夏に見られる、綺麗な赤い一等星です。

アンタレスは、「アンチ=アレス」つまり、アレス(火星)に対抗する存在として名付けられた、という説が流れていますが、それは正しくなく、もともとはギリシャ語で「火星と似ている存在」という意味です。

宮沢賢治は、この星に特別な思い入れを持っていて、「赤目のさそり」と呼んでいますね。

ビシャーカー、火星、アンタレスはすべて、「これが限界だという壁を突破するエネルギー」を持っています。

それゆえに、肉体の制約を超え、時空を超えて、宇宙的な悟りを手に入れることができるのです。

このアンタレスは、古代の恒星占星術では、地球にとても大きく影響をする非常に重要な星のひとつでした。

この恒星のエネルギーは、実はところどころのスポットに染み込んでいます。

それらはもちろん聖地になっているのですが、鞍馬山の奥はアンタレスの香りが非常に色こく感じられます。

まさにヴィシャーカーに選ばれたスポットと言うべきでしょう。

鞍馬寺から貴船神社に抜けるハイキングコースは、その雰囲気をみっしり味わえておすすめです!

ぜひ一度は訪れてみてください。

●鞍馬寺ホームページ
https://www.kuramadera.or.jp/

●貴船神社ホームページ
http://kifunejinja.jp/

記事を書いたのはこんな人

天音(あまね)なおみ

◆一般社団法人 星読みセラピスト協会 代表理事

口コミだけで600人以上の依頼が押し寄せ、専業主婦から占星術講師に。
その後、元・広告クリエイターのノウハウを生かして、
カウンセラー、セラピスト、コーチなど相談業の開業と成功をサポート。
起業2年で夫の年収を越え、社団法人を設立。
「エネルギーオタク主婦が年収500万」
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