人生を俯瞰できる占星術「惑星の年齢域」について

「惑星の年齢域」は、大きな指針をつかむのに便利!

あなたの身の回りに、「小さい頃はくったくない陽気な性格だったのに、思春期からはぐっと思索的になった」など、いつの間にか性格が変わっている人はいませんか?

何を体験するかによって、考え方が変わりますし、それにつれ性格も変わって行きますから、そうしたことはけっして不思議ではありませんよね。

こうした変化を星から読み取るために、まずは「天体の年齢域」を知ることをおすすめしています。

「天体の年齢域」とは、占星術で使う10の星々が、それぞれに担当している特定の年代のことです。

例えば、思春期は「金星」、壮年期は「火星」が担当しています。

これをふまえると、あなたが特定の年代に「どんな体験を吸収するか?」とか「どんな能力を発揮するか?」がわかります。

これまでの生き方を総括的にふりかえったり、今後の中長期的なプランを立てるための大きな指針となりますよ。

この記事では、各惑星がどの年代を担当し、どんな意味を持つかを簡単に解説していきますので、よかったら参考にしてくださいね。

0〜7歳は月の年齢域

0〜7歳を担当しているのは、「月」です。特に乳幼児の頃は、月しか活用されていない、と言って過言ではありません。

月は、動物的な快不快・好き嫌い・怒り・喜び・悲しみの感情を示している星です。

理性が発達した大人と違って、幼少の子どもは、感情を生々しくあらわにし、感覚だけで行動します。

それらは、自分で「このように感じよう」と意図して起こすものではなく、無意識的に自然に湧いてくるものですよね。

月とは、0〜7歳で、体験として与えられることとや、吸収しやすいエネルギーを示しており、その後の性格、価値観、対人関係の基礎となります。

どのような家族(親)であったかも示します。

8〜15歳は水星の年齢域

知性とコミュニケーションの星「水星」は、小中学生の頃に盛んに発達します。

この年齢はちょうど小中学生で、文字や数など、この世の様々な情報や法則の基本中の基本をインプットしていきます。

インプットした知識を外に向けて応用すると、コミュニケーション能力や工夫する能力も高まります。

学校での集団生活、習い事や友達同士の遊びなどを通じて、対人関係にもバラエティが生まれ、世界への好奇心が育まれます。

16〜25歳は金星の年齢域

高校生〜若者である16〜25歳を担当するのは、「金星」です。

金星は、楽しみや恋愛、社交の星であり、憧れや美的センスも示します。

家の外にある楽しいものを見つけるために、行動半径が広がって、音楽やファッションに敏感になり、恋愛を経験します。

金星期は、一番自由に遊べる年代なので、基本的にはわくわくすることが多いです。

楽しい一方でなく、自分とほかの人の魅力度を比べたり、異性の目を気にするなどの複雑な体験も経るでしょう。

それらを通じて、今まで知らなかった自分を理解していきます。

26〜35歳は太陽の年齢域

26〜35歳を担当するのは「太陽」です。

太陽は個人の意思や目的意識を表す星です。

20代前半までは、家庭や学校などの環境から教えられたことや、周りの友人たちを参考にして自分の行動を決める、いわば受動的なパターンが多いのですが、

太陽の年齢域になると、1人の人間としてどのように生きていくのか、自分で考えて自立的に行動する機会が飛躍的に増えます。

その体験を通じて、一時的な気分や衝動に左右されない、人に振り回されることのない、あなた自身の能動的な意欲、

「何があってもずっと変わらない、あなたならではの意思」「本当になりたい自分」のイメージを固めていきます。

これが占星術の太陽です。

はっきり決定するまでには、試行錯誤が必要ですし、時には挫折を味わうこともあるでしょうが、そうであってもあきらめないものが本物です。

36〜45歳は火星の年齢域

36〜45歳の年齢は「火星」の担当です。

太陽期に見つけた自分の目的に向かい、積極的に行動します。

火星はチャレンジの星ですから、高いハードルに挑戦したり、解決しなくてはならない問題に取り組みます。

社会的には、他の人と異なる自分の個性を主張し、さらに上の立場を目指したり、チームのリーダーとなる時期です。

火星は怒りの星でもあります。

もしエネルギーの向け先がないと、この年代にはストレスがたまり、今まで気づかなかったイライラや不満があらわになるかもしれません。

その最大の原因は、人生の目的がはっきりしないことです。

もしあらためて人生の目的を見つけたい、と思うなら、一つ前の年齢域にある太陽のサインや位置、当時の体験を参考にするようおすすめします。

火星は、障害があっても前に向かって進む推進力があるので、明確な目標があるとストレートに動きます。

達成までの道のりを描き、ひとつひとつつクリアする、達成のための技術があるとこの時期にスピーディーに成功します。

46〜55歳は木星の年齢域

46〜55歳は「木星」の担当です。

この木星期になると、火星期のように自分を押し出すこととよりも、ものごとを俯瞰的に見る知性や、受容的な理解力が高まります。

成熟した年齢らしく、人生で起きるこもごもを受け入れ、周囲だけでなく、ありのままの自分をよく理解する時期でもあります。

自他を許して認めることを繰り返す中で、人として慈愛深く成長し、ふところが深くなっていきます。

社会的な面では、ステータスが定まる時でもあります。

長年続けてきた仕事があるなら、その功労にふさわしい肩書きが定着します。

子供が自立することで子育ての成果が見られることも多いですね。

つまり、あなたがどのように人生を送ってきたのか、その意義がよく理解できる時です。

56〜70歳は土星の年齢域

56〜70歳を担当するのは「土星」です。

土星期は、人生のまとめであり、総括的な目標を固めたり、晩年に向けた守りの砦をつくる時期です。

星の世界においては、土星のさらに先もあるのですが、「誰にでもわかる物質的なレベルにおいて」はここが最後です。

多くの社会的な活動は、ここで終幕を迎えます。

土星期は、社会的な立場がある人は責任者や管理者として活動しながら、後を託せる後進を指導することが大切です。

ただし、土星が在住するサインやその他の条件によっては、この先もまだまだ現役で活躍したり、新しいスタートを迎える方もいます。

土星は保守を意味する天体なので、物質的な肉体のメンテナンスも大切になります。

健康に気をつけてしっかり管理しましょう。

71〜84歳は天王星の年齢域

71〜84歳は「天王星」の担当です。

天王星は社会の枠組みから一歩飛び出る星ですから、長く続けてきたこと(主に仕事)の一線から退くことになります。

引退というと、さびしく聞こえるかもしれませんが、社会的な責任や役目という肩の荷を下ろして軽くなるという意味です。

この年代はのびのびと自由に生きるのが一番です。

例えば、出社しないでよいのなら、何時に起きて、何をしようとかまいませんよね。

しかし長年の役割やルーティンがなくなったら、どう過ごして良いのかわからなくなった、というお年寄りも少なからずいらっしゃいます。

この時期を充実させるためには、一つ前の土星期から、この天王星の年代を見据えて準備をしておくことが大切です。

85歳〜人生の終わりまでは海王星の年齢域

85歳から人生の終わりまでは「海王星」の担当です。

宇宙に身をまかせるような達観が発達します。

宇宙には、民族や国が持っている共通意識、さらに大きく人類の共通意識など、多数の個々人のインナーワールドに共有されている意識レベルがありますが、海王星はそれらをつないでいる天体です。

このために海王星期は、一個人としての個性より、それを超越したスピリット的な特性が強く出ることになります。

天王星期と海王星期は、大きな意味で、これまで生活してきた地上からだんだん離れ、元いた魂の世界へと帰っていく準備期間でもあります。

海王星期は、ひとりの人間としての独立性が薄れるので、自分で自分のことを自由にできない感覚があるかもしれませんが、これも魂が体験する一つの段階です。

死後は冥王星の年齢域

人が亡くなって以降は「冥王星」の担当です。

冥王星は、その名の通り、冥界(死後の世界)を司っています。

死後の世界は、人が肉体から解放されて、ようやく知覚できる世界です。

そこにいる人々にとっては当たり前の世界ですが、生きている私たちからすると、計り知れない謎です。

ということで冥王星は、あくまで謎のベールの向こう側にありますが、人の最晩年の「最後のこだわり」として出現することがあります。

大人になるのが早かった!古い時代の年齢域はちょっと違う!

トランスサタニアン(土星より遠い星)が発見される前の、古い占星術は7つの天体を読んでいました。

その当時の惑星の年齢域の解釈も参考までに紹介しておきます。

●月の年齢域——0〜3歳(成長、変化、栄養を摂取して体を大きくする)

  
●水星の年齢域—4〜13歳(知性を発達させる、しゃべる、器用さを増していく)

●金星の年齢域—14〜21歳(愛と性の衝動、情熱、狡猾さを増していく)

●太陽の年齢域—22〜40歳(責任、希望、財産、礼儀、遊びからの脱却)

●火星の年齢域—41〜55歳(厳しさ、ライフワークを完成させる、青春が終わったことを理解する)

●木星の年齢域—56〜67歳(充足、引退、独立、名誉、品格、熟慮)

●土星の年齢域—68歳以降(冷静、衰え、停滞、憂鬱)

火星と土星の年齢域には、ネガティブな表現が多いですが、これは、古典的な天体解釈では、火星、土星をはっきりと凶星としているためです。

年齢域を理解して、充実したライフプランを

以上、年齢域を担当する星の働きについて解説しました。

その年齢ならではの経験や体験があることが、ご理解いただけましたか?

実際には、ここで解説した以外にも、あなたの生まれた時のホロスコープの天体のサインや位置などから、多くの意味が付け加えられます。

それを参考にすると、今の年齢域で何をするとよいか?次の年齢域のために何を準備したらいいか?がわかります。

詳しくは、星読セラピスト協会の講座でお伝えしています。

講座に関する情報は、宇宙天気予報LINEでお知らせしますので、よかったらご登録ください。

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記事を書いたのはこんな人

天音(あまね)なおみ

◆一般社団法人 星読みセラピスト協会 代表理事

口コミだけで600人以上から依頼が押し寄せ、専業主婦からプロの占星術師に。星を教えるうちに、元・広告クリエイターのノウハウを生かし、セラピストやスピリチュアリストの開業と、ビジネスのステージアップを支援するように。2年で夫の年収を越え、社団法人を設立。 受講生は「エネルギーオタク主婦が年収500万」「占いで月収5倍」などの成果を出す。

 

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