起業は楽しい?先輩起業家から聞いた「生活の変化」について紹介!

仕事が人生に与える影響はとても大きいです。

「どんな仕事をするか?」でライフスタイルはほぼ規定されると言っても決して言い過ぎではないでしょう。

会社員や主婦の方が副業をしたり起業をすると、ライフスタイルはとても大きく変わります。

起業は、英語で「self-employed(=自分で自分を雇っている)」と表現します。

人に雇われている場合とは、むろんのこと、かなり違う日々になるわけです。

でも身の回りに起業家がいないと、どんな風に生活が変化するのかイメージがぼんやりとしていてつかみにくいようですね。

先日、起業家が集まるお茶会で、「起業してからの生活の変化」についての話題がありました。

実際のところはどうなのか知りたい方のために、この記事では、実際に起業した方たちがどんな変化を感じているか、多かった感想を紹介していきますね。

自信がつき、将来が安心なものになった

経済的に成功したから安心になった、というよりも、

「自分に何かができるとはっきりしたから、ゼロからでもなんとかなると信じられる」

「立ち上がれるスキルとビジネスの基盤があるから」

という意見が多数でした。

起業を通じて実績をつくり、自分の可能性を知ると、【強い自己信頼】ができます。

場所にとらわれないで仕事ができるようになった

これは起業する分野にもよりますが、今の多くの起業家は、オンラインサービスなしでは考えられません。

オンラインで提供できることがかなり増えた今、PCとWi-Fi環境があれば本格的に仕事ができます。

スマホでさえ、相当のことができるようになっていますからね。

このため、拠点的なオフィスを持たず、日本全国あるいは世界を旅しながら仕事をしている人もたくさんいます。

コロナ禍でテレワークも増えましたが、会社勤めの方のテレワーク率は、全国平均でたった16%。

やはり、仕事は出社して、という人のほうが圧倒的に多いです。

起業をするとこの自由度は飛躍的に上がるわけです。

オリジナルで仕事を生み出せるようになった

会社員の場合は、会社に行って何かしらの仕事を言いつけられるのが基本です。

企画や営業など一部の部署を除いて、自ら仕事を創出する活動はほとんどありません。

どれだけ良いアイディアを思いついても、受け入れるかどうかは目上の判断です。

しかし、起業をする場合は、まったく反対で、自ら仕事を生み出しています。

組織ではないので、個人の裁量で、新しいサービスを考え出したり、活動を変更することが自由です。

独自の考えをもっていたり、クリエイティブな才能を発揮したい人にはぴったりです。

電車移動のストレスから解放された

満員電車での通勤は、都市圏の社会人にとっては、宿命ともいえるかもしれません。

でも、実際には通勤時間の長短は、生活の満足度に大きな影響を持っており、社会学的調査によれば、

通勤時間が往復で2時間以上になると、生活満足度・幸福度だけでなく経済性もがっくりと下がることがわかっています。

女性は、より影響が大きく、長時間通勤だと育児がままならず退職する率が高くなります。

起業をした人は、スペースを持つにしても、自宅のすぐそばであったり、出退時間のルール設定が自分次第なので、この面ではとても楽になります。

経済的なゆとりができると、タクシーやグリーン車を主に利用している、という回答が増えていきます。

人間関係についての考え方が変わった

会社や組織は、常に同僚、上司、部下に囲まれています。

中にイヤな人間がいると毎日が辛いものになり、仕事も楽しくありません。

その証拠に、会社を辞める退職理由のナンバーワンは、給与や将来性ではなく、「人間関係のストレス」です。

ただし個人起業はひとりの世界ですから、反面的に孤立もしがちです。

それを日々感じているからこそ、起業家は

・自分に期待してくれているファンやお客様へのありがたみ

・忙しい時に背後を支えてくれる家族の絆

・協力してくれる仲間への感謝

これらを、以前よりもずっと深く感じるようになった、と非常に多くの回答がありました。

意外にこまごました書類仕事もこなすようになった

独立すると事務処理、申告関係など書類をつくる作業が思ったより多く、

今までやったことがなかったので初めはたいへんだった、という人が大半でした。

あまりに苦手だったり、成功して多忙な起業家は、税理士さんなどにお願いしているケースも多いですね。

しかし金銭管理など人にまかせられないこともたくさんあります。

ひとつひとつ教わりながらこなして、繰り返すうちにいつのまにかサクサクできるようになっているようです。

以前よりも健康を意識するようになった

起業後は、健康に気づかうようになった、という人がたくさんいます。

それは、やはり個人起業は代わりになる人はなかなかいないし、体調不良や病気になってしまうと仕事が止まってしまうためですね。

中でも多かったのは

・ファストフード、ファミリーレストランでの食事をやめた

・家にいる時間の多さを生かして料理のレパートリーを増やした

・ちょっと高いレストランも気兼ねなく行く

3つめは経済的に上向いた、という理由もありますが、それよりも「健康のため」が一番の目的だということでした。

家事を外注するようになった

これは特に、主婦の起業家の方に多いです。

起業が軌道に乗っていく時に、仕事と家事の両立がたいへんな状態に、みなさん遭遇するようです。

日常的な家事なら、家族の協力や配送サービスなどの工夫でも乗り切れることが多いです。

しかし、子供の受験や家族の介護などがあると、どれだけ時間管理をしても間に合わないのが現実。

あまりに忙しくて疲労がたまると、いったい何のためにがんばっているんだろう?とどんどんストレスがたまっていきます。

そこで根本的な解決になるのが、家事のアウトソーシングです。

最近は、掃除、料理、クリーニングと衣食住を網羅する外注サービスが続々と登場してとても便利になっていますね。

仕事をする時と休む時のメリハリをつけるようになった

起業をすると、小さいなりにも経営者です。

すると「働いている時」と「休んでいる時」の境目がはっきりしなくなります。

特に起業したての頃は、事業を軌道に乗せるために、食事をしていてもお風呂に入っていても仕事について考えていた、という方がほとんどでした。

どこまで事業が成長したら安心なのか?は人によって違うのですが、四六時中、仕事のことを考えていては煮つまります。

ですから、どこかで「休む時はしっかり休もう」という風に切り替わり、かえって意識的にメリハリをつけるようになります。

働くだけでなく、

・ゆるめて回復する、休息やリラクゼーションの時間

・積極的に新しい刺激を受け取る、遊びの時間

これらをバランスよく繰り返すよう心がけているわけです。

時間と場所が自由になるので、旅行に行く機会は増えた人が多いです。

まとめと、起業成功のためのアドバイス

数年前と比較すると、まったく違っていて、事業の成長と同時に、自分のメンタルや生活も好転しているという回答でした。

もちろんですが、上記は成功している起業家たちの感想です。

安易に成功したわけではありませんが、

かと言って、

「起業はリスクだらけ」

「起業は難しくて、特別な才能や学歴がある人にしか成功できない」

というのも決めつけすぎです。

・初期の頃はこつこつと積み上げるもので、成果が出るのはその後

・成果が出始めると人生はどんどん変わっていく

・成功するかは着眼点と実行次第

以上が共通した起業家の意見でした。

もしあなたが本気で「未来を変えたい」と思うならチャレンジする価値は大いにありますよ。

ただ、やはり軌道に乗るまでの組み立ては複雑です。

ここでつまづいてあきらめてしまう方が圧倒的に多いので、できるだけ効率的に、最短の時間、最小の努力で立ち上げましょう。

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記事を書いたのはこんな人

天音(あまね)なおみ

◆一般社団法人 星読みセラピスト協会 代表理事

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