星を生かして優雅にリアリティを創造する研究家・天音(あまね)なおみです。
2020年6月6日、夜明け時の4:12頃に射手座で満月を迎えます。
この満月は「半影月食」です。
月食は、月がためこむエネルギーの量が莫大で、強い作用、長い影響力を持っています。
「これから起きる何か」を示すのですから、ふだんの満月とはケタ違いに予言性が強いものです。
星を使ってよりよい未来を創造したいあなたのために、この満月の意味とどんなことに役立つか?どうすれば生かせるのか?についてこの記事で解説していきます。
こちらの動画でも解説しています。
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目次
2020年は月食が4度も起きる!前回の月食はコロナのアウトブレイクに関係!?
宇宙は、意図を持って、様々なことを地上にもたらしますが、その機会のひとつが月食です。
月食の作用は強く、長く持続するため、いつもの満月よりずっと重要です。
月食については、こちらの記事で詳しく解説していますので、お時間があったら後で読んでくださいね。
月食は、平均的には、1年に2回前後起きるもので、たまに0回や3回の年があります。
そんな頻度なのに、2020年は4回もの月食が起きます。
(1月11日、6月6日、7月5日、11月30日 ※7月5日の月食は、日本では見えません。)
これは、2020年には、たくさんの変化のうねりがやってくる、とお伝えする理由のひとつでもあります。
占星術では、「食」の作用は、標準的におよそ半年、中には2年以上影響するものもある、としています。
詳しくは、次に起きる「食」との関係、条件によって変わります。
今回の月食の影響が強く出るのは、夏至と同日に日食が起きる6月21日まで。
夏至の後も、勢いを落としながらもしばらく続くと予想します。
前回の、1月11日の月食は、占星術の本場であるイギリスにおいて、新型コロナのアウトブレイクとの関連がリポートされています。
6月6日の半影月食がもたらす作用、意味、特徴は?
では、今回の満月図の分析をしてみましょう。
「食」の満月は、ドラゴンポイントのそばで起こります。
わかりやすいように、ドラゴンヘッドをピンクの丸、ドラゴンテイルを青い丸で囲みました。
月はドラゴンテイルの近くで、7ハウスという位置にあります。
このために、この月食のエネルギーは、「人間関係」「パートナーシップ」をクローズアップします。
しかし、人脈を増やしたり豊かにするというイメージではありません。
減らしたり、散らばりを片付ける方向です。
月食ですから、
人々と人々の間に横たわっていた、誤解やいざこざを、理想的な考えに沿ってきちんと整理する
ということになるでしょう。
経済や国際問題なども、取引相手に関してしっかり考えていくことになります。
これがこの月食の、もっとも重要なポイントです。
もうひとつ、満月図の大きな特徴として、
魚座の火星がとても精密な角度で関わっていること(=月・太陽と同じ、数え16度にある)が挙げられます。
魚座の火星については、こちらの記事に書きましたが、
ここから今回の月食に関わりそうな要点を記ピックアップすると、
「大切な人を救う」「みんなのため」と思い込むと、どんな障害も突破しようとする。
社会的弱者を救うべきだ、と主張する。
ひとたび火がつくと思いがけないほど大きく燃え上がる。
火星は、月食に対して、これらを実現するように迫っている配置です。
火星のそばには、論理を超えたイメージを表す海王星がいます。
海王星は、美しい夢を表しますが、現実を忘れて、過剰にオーバーヒートさせる働きもあります。
太陽は金星がそばにいるため、できるだけ見栄えのいい、いかにもパワフルなイメージで意思を通そうとしています。
過剰な火星のつっこみには手を焼きますが、折り合いを徐々につけながら解決に運ぶでしょう。
サビアン・シンボルを知ると、この満月のエネルギーがもっと詳しくわかる!
満月のメッセージをもっと詳しく知るために、ピンポイントで知らせてくれるサビアン・シンボルをチェックしてみましょう。
サビアン・シンボルとはひとつのサインをもっと詳しく、30の度数ごとの意味を知らせてくれるものです。
(同じ射手座であっても、30タイプのエネルギーあります)
今回の月の位置は射手座16度(切り上げ式)。
この度数のサビアン・シンボルは、
「船のまわりを飛ぶカモメ」
余談ですが、和太鼓集団「鼓童」の野外コンサートを観るために、佐渡島に行ったことがあります。
フェリーに乗る人の多くは、えびせんを買い込むんですね。
海上のウミネコにあげるためです。
ウミネコたちもよくわかっているので、フェリーに群がって飛んでいます。
すごい勢いなので、怖くて、空中にえびせんを投げる人もいますが、ウミネコはさっとキャッチします。
じゃがりこも好評だと聞きましたが、彼らは、本当にスナックが好きなのでしょうか?
でもその姿をみると、魚をとるのは、私たちが思っているよりもずっとたいへんなんだろうな…と推察できます。
サビアン・シンボルはチャネラーがキャッチしたヴィジョンですから、一見謎めいているのですが、
このサビアンが示しているのは、
空を自由に飛べても、食べるのは決してラクじゃない
というニュアンスで、
素晴らしい能力を持っていても、生計が立てられないなら、世間に妥協して折り合いをつける
という意味です。
こうしたことは、割合に身近に見かけることで
例えば、明治の文豪の多くが学校の先生をしていたように、
演技力の高い俳優が小さな店でお笑い芸のアルバイトをしているとか、
神童と呼ばれて海外留学もした音楽家やダンサーが、子供や初心者に教えているとか。
そういった様子を示す度数です。
今、現実に起きていることにあてはめてみると
このエネルギーを持つ月が対人関係の7ハウスにあるので、
自分が譲歩し、レベルを下げて相手に合わせてきたことが限界を迎えています。
おそらく、自分で思っていたよりもプライドが傷ついていたり、社会の無理解に対する悔しさが積もっているのでしょう。
こうした問題を、だんだんと落ち着かせていくのが今回の月食の流れです。
ハードボイルドなことも今、解決しておけば、より理想的な社会に一段と近づくのです。
リアルに報道されている中で、この月食の様子にもっともあてはまるのは、アメリカで起きている人種差別に関連するデモ・暴動ではないでしょうか。
なんといっても、トランプ大統領が、この月食と同じ「太陽とドラゴンヘッドが双子座・月とドラゴンテイルが射手座」なのです!
この月食の流れを担う主役的な人物となります。
星によれば、彼は、差別されている人たちの気持ちを、案外に理解しており、それだけに派手に正面から向き合っていくでしょう。
一般的に、世界のコロナ禍で、かなりレベルを落としてサービスを提供している分野がたくさんありますね。
例えば、高級レストランがしかたなくお弁当を販売していたり、ですね。
こうした、現在の緊急措置をあらためて見直して、今後を見越しながら整理をつけていくでしょう。
また射手座は、スポーツにも縁が深いサインであることから、延期になってしまったオリンピックのアスリートや、プロのスポーツ選手にも影響をもたらしそうです。
個人には、どんな影響が起きやすいの?
食を起こすドラゴンポイントは、個人と社会の交点。
このため、大きな潮流の中で、同時にあなた個人の浄化が起きやすくなります。
ある社会的なムーブンメントに添うかたちで、これまで妥協でつきあってきた相手との関係を考え直す機会が起きる可能性があります。
ひとつ注意すべきなのは、火星がもたらす衝突は、なかったことにしようとすると、かえって扱いが難しくなる点です。
交渉は必要ですから、勇気をもって、でもあまりに激しいものにならないよう、柔軟に対応していきましょう。
問題解決には、しばらく時間がかかります。
でも終わった際には、まるで雲が晴れたかのように、オープンで伸び伸びとした未来が開けますよ!
生まれ星座別アドバイス
この射手座の月食の影響をもっとも強く受けるのは、射手座生まれ(太陽が射手座)の方や射手座に月を持つ方です。
このムーブメントの真っ只中を行くことになるので、ご自身の調整や整理に打ち込みましょう。
また、双子座生まれは、ムーブメントをリードする役割を担います。
華麗に、かっこよくふるまって、動きを加速するように促してください。
魚座生まれは、火星の影響を強く受けるので、正義の怒りに駆られて奔走するかもしれません。
衝突よりも交渉を大切にしていきましょう。
乙女座生まれは、こうした動きが得意ではないので、目が回るような混乱を感じるかもしれません。
振られてきたことを淡々とこなして落ち着く時を待ちましょう。
蟹座は、正義の怒りに共感しますが、魚座ほどヒートアップせず、こまめに仲間の世話をします。
細かい工夫を重ねると、収入を増やすチャンスが見つかります。
牡羊座、獅子座、天秤座、水瓶座は、腰をすえて取り組みたいことが出てきます。
ただし即達成!とは行きません。時間がかかるので、せっかちにならずに向き合いましょう。
牡牛座、蠍座、山羊座は、こうしたバタバタにあまり関わりたくないようです。
今関わる必要がなければ、少し距離を置いて様子を眺め、ある程度の決着がついたところから参加するとよいでしょう。
この月食の影響が強く出るのは、ひとまず6月21日までで、その後は一段落ち着きます。
6月21日は、夏至である上に日食という、とてつもない切り替えのパワーを持っています。
いろいろありますが、すべての道は覚醒に続いています!
射手座のポジティブな柔軟性でひとつひとつクリアしていきましょう。
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記事を書いたのはこんな人
天音(あまね)なおみ
◆一般社団法人 星読みセラピスト協会 代表理事
口コミだけで600人以上から依頼が押し寄せ、専業主婦からプロの占星術師に。星を教えるうちに、元・広告クリエイターのノウハウを生かし、セラピストやスピリチュアリストの開業と、ビジネスのステージアップを支援するように。2年で夫の年収を越え、社団法人を設立。 受講生は「エネルギーオタク主婦が年収500万」「占いで月収5倍」などの成果を出す。
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