星を生かして優雅にリアリティを創造する研究家・天音なおみです。
5月13日13:14に、火星が魚座に入ります。
火星は、戦いの星、男性性の星とされているため、女性の方は「私とはあまり関係がないわ」と思いがちです。
確かに火星は女性的な要素を含まないのですが、男女同権の今は、女性が火星力を高めるメリットは本当にたくさんあるのです。
火星力が低いと、チャレンジが怖いし、ちょっとしたことで折れやすくなります。
もしあなたが「私はこうしたいの!」という夢を持っているのなら、火星の「前に進む力」を取り入れましょう。
火星力が上がると、自分の意思の通りに物事を進めたり、自分の意見を人に明確に述べて人を動かすことがだんだん上手になるのです。
ことに、技能のレベルアップや、ビジネスの成功のためには必須のエネルギー。
現在、宇宙を動いている火星は、特定の領域の熱量をあげていきますので、意味を知って、この火星力をできるだけ活用してみてください。
だんだんと使いこなしが上手になるはずですよ。
また、火星は、恋愛に強く影響する星なので、恋愛が気になる方も、ぜひこの記事をお読みくださいね。
動画でも解説しています▼
目次
占星術の火星の意味は、「突破力」「主張力」!
火星は、熱気と突破力をもたらす星で、1つのサイン(星座)に、6週間〜2ヶ月ほど滞在します。
突破力とは、「いつもだいたいこのくらい」という線より、力を込める、がんばることですね。
ですから、あなたが、あなたの生き方を望み通りに、切り開いていくために、積極的な行動をとる時には火星のエネルギーを使っています。
エキサイトの星ですからスポーツや性的興奮も司ります。
火星は、「社会天体(社会の動きに関わる星)」のひとつでもあり、社会においては、ビジネス(特にものづくりなど工学や技術系)や戦争にも関係しています。
また、火星は特に、若い男性や働き盛りの男性、積極的に仕事をしている人(特に自立自営している人)に影響を与えます。
魚座の性格や意味について
魚座は12サイン(12星座)の最後に位置し、物質を超えた目に見えない世界、スピリチュアル、直感力などを表しています。
「やさしい」とされていますが、それは、ひとつひとつの現象にこだわりがなく、赦し(ゆるし)や神秘的なものに帰依する性質が強いからです。
多くの人に尽くす仕事やボランティア、芸術、芸能、マスメディアにも関係します。
(12サインについては、別途に、より詳しい記事をアップしていきますので、ここでは簡潔な解説にとどめておきます)
魚座に滞在する火星は、独特の燃え方で、サイキックパワーももたらす!
火星は、個人においては、「自分を強く打ち出す」アグレッシブなパワーを与えてくれるのですが、やさしい魚座に入ると見た目的にはとてもおだやかです。
「私は!」という主張をあまりしないので、ぼんやりとしていて、主張力がないように見えます。
しかし、魚座は、見えない世界からエネルギーを引き出せるサイン!
ですから、サイキックパワーもぐん、と上がります。
簡単に着火しませんが、ひとたび火がつくと内に秘めている情熱の力は、本人も予測していないほど大きく燃え上がります。
こうした性質から、この火星は「大切な人を救うため」あるいは「みんなのため」と思い込んだら、どんな障害があろうと、なんとしてでも突破します。
自分個人の損得のために燃えられる火星ではないので、あえて言うなら、燃えるか燃えないかはおかれた環境次第ということも言えます。
また、いきなりひらめいた直感に従って、想定外の決断をする人も増えそうです。
個人がコントロールできないの、予測できないのはちょっと難点ですが、これまでにない可能性を広げるために魚座の火星はやってくるのです。
この火星を「凶星」として見るなら、メンタルが弱った人を救うことが重要
火星は古典的には「トラブルを招く凶星」です。
火星のあるポイントに、トラブルが必ず発生するというわけではありませんが、個人個人の主張と主張がぶつかり合えば、争いが起きやすいのは確かですね。
その視点で眺めると、「人を助ける分野で衝突が起きやすい」と言えます。懸念されるのは、公共的な補助や支援、福祉、メンタルヘルスなどの領域です。
現在の社会状況を考えると、特に気になるのは、たいへんな状態に陥っている社会的弱者を救うべきだ、ということです。
魚座はイマジネーションのサインですから繊細になりすぎて、「この先もっとひどくなるのでは」というネガティブな空想をふくらませてしまうことがあります。
もしも、ひどくイライラしていたり攻撃的になっている人は、不安が高じたために逆にアグレッシブになっている可能性があります。
恋愛に関する、魚座の火星の影響は、男性の甘えん坊化!
火星は、金星とともに、恋愛に関わる星であり、特に「男性サイド」に影響します。
魚座に入った火星は、恋愛中の男性から積極性を減らします。
自分の意思を通すよりも、「あなたはどうしたいの?」と、人の意思に添おうとする柔らかい態度に変わります。
良く気がついてやさしいのですが、見方によっては優柔不断です。
また、けっして「まめ」ではなくおおざっぱ。LINEやメールの返信を忘れたり、時間にルーズになる傾向も増えます。
恋愛においてもう一つの重要な星である金星(女性サイド)は、そんな魚座とかみ合わない双子座に滞在。
しかも、火星の魚座入りと同じ13日の、16:08から逆行をスタートしてしまいます。(恋愛において、金星逆行はあまりよろしくない暗示です)
これは完全に、女性側が惑うことになりそうです。
男性サイドの積極性のなさに、「なんだかノリがよくない」と不満を感じやすいでしょう。
ただし金星は水星と一緒に別の楽しみを見出します。この記事をご参照ください▼
もともと恋愛のシンボル、金星と火星は安定した関係でいる時のほうが少ないです。不安だからこそ恋愛、なのかもしれませんね。
両者の足並みが揃う次のタイミングは6月末です。
今回の魚座火星のまとめとデータ
火星は魚座に滞在中、予定していなかった出会いやひらめきを、ビジネスや恋愛にもたらします。
それによって、みんなが予定調和の方向性に集中してしまうことを防ぎ、まったく新しい可能性の扉に気づかせてくれます。この記事を参考に、いくらか柔軟にとりこんでみてくださいね。
<滞在期間>
2020年5月13日13:14〜6月28日10:42
<注目ポイント>
5月25日頃まで
おおむね好調
牡牛座天王星と調和するため、特に起業、自立には良い暗示。
6月10日〜13日
特殊な暗示
魚座にいる海王星に接近し、太陽を不調和の角度で撹乱。
人によっては衝動的な直感によって大きく進路を変える可能性。
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