25〜35歳は、占星術では「太陽」の年齢域とされ、太陽の意味が発達していきます。
この太陽の意味なのですが、ほかの星よりも理解するのがちょっとむずかしいですよ。
生命の源、自我、本質、意思、目的意識、主体性。
いかがですか?
具体的ではなく、概念的、抽象的ですよね。
「私は○○座!」と、多くの方が自分の太陽の星座を知っています。
だから誰でも普通にこの太陽を使っているように感じますが、そうでもありません。
太陽は、摸索し、それらしいものにむかって努力し、手を伸ばし続けて、やっとつかめるものなのです。
身近なものに例えるなら、ほかの星は、コンサートホールの椅子に座って音楽を聞きながら、体でリズムをとっている聴衆。
太陽は、リサイタルしている演奏家、というイメージです。
自分の太陽をつかまないうちは、親や学校や社会から与えられた仮の価値観に乗せられ、踊っているようなものです。
私は、生きているうちに太陽を輝かすこと、チャクラではハートチャクラを開くことは人生のひとつの大切な目標だと思います。
ハートチャクラを開きたい方のためにこんなセミナーも開催しています。
http://www.reservestock.jp/events/167911記事にしている、年齢ごとの精神の発達をふりかえりながら自分の可能性を開いて行く内容です。
シュタイナーによれば、前回の「金星」の年齢域ではアストラル体が成長するということでしたが、これに引き続く年齢域では、アストラル体の“個性”をだんだん確立してゆきます。
ちょうど太陽の年齢域の終わりである35歳頃を、一生の節目としていて、
35歳頃までが、確立のための修行の時期。
35歳頃からは、その人の存在が、社会的に意味を持つ時期、ととらえています。
私は最初の師匠から、「干支が3回まわってきたら完全なる大人だ。それまではまだ若くて至らないところもあると思ってもらえるが、36歳からは、もう人に言い訳をしてはいけないよ」とよく言われ、周囲の人物の観察もそのように見て来たので、これにはすごく頷けるものがあるんですね。
35歳頃は人としてひと通りの完成を見る、ということなんだと思います。
太陽の年齢域は、その完成に向けてがんばるターム。
シュタイナーは、この25〜35歳頃をさらに前半と後半に分け、前半は、人からの評価を問うて、努力していく時期。
後半は、自分自身で自分を問う時期としています。
肉体は成長を停止し、精神的に成熟して、ほかの人々から頼られる存在になりはじめます。