チャネラーが透視した神秘の占星術技法「サビアンシンボル」の成立と発展の歴史

この記事では、サビアン・シンボルがどのように成立したかについて解説します。

「サビアン・シンボルって何?どう使うの?」という方は、先にこちらの記事をお読みください↓ ↓ ↓

精密なのに簡単に星を解釈できるサビアン占星術(サビアンシンボル)のススメ

 

動画解説もあります。この記事とは少し違う構成です▼

 

サビアンシンボルの始まり

サビアンが体系づけられる一連の活動は、1890年頃、イギリス人占星家チャルベルによる「1度1度ごとの吉凶の研究」から始まりました。

例えば、「今日の太陽の位置は、吉か?凶か?」が明快にわかったら、何かを予定する時、便利ですね。

でもチャルベルはいまひとつ納得が行かなかったようです。

もう一度やり直すつもりでしたが、未完のまま逝去。

しかし、彼の研究は、当時のアメリカの著名な占星術師マーク・エドモンド・ジョーンズに強いインパクトを与えたのです。

ジョーンズは、この研究をさらに深掘りしたいと考えました。

しかし様々な事例を調べて、「1度1度ごとの意味やテーマ」を見つけるより、もっといい方法を思いつきました。

サイキックなチャネリングで、霊界から直にその情報を読み取るのです。

マーク・エドモンド・ジョーンズとサイキック

そこで、知人の有能なサイキックであるエルシー・ウィーラーに、その透視を依頼します。

(書籍によってはエリス・フィラーと記載されています。)

エルシーは幼い頃から重い関節リウマチを患って、生涯を車椅子で過ごした女性です。

カリフォルニア州のサンディエゴにいた、とても有名な霊能者で、多くの相談に乗っていたそうです。

日々たくさんの人の来訪を受けて、

「片思いの人は振り向いてくれますか?」

「病気を直す方法はありませんか?」

「私にお金が入るチャンスはいつですか?」

「なくなったものを見つけてほしい」

そんな相談を受けていたわけです。

エルシーは、人をはげます明るい性格でしたが、「人類全体に永久的な意義のある奉仕をしたい」と願うようになりました。

そして、ジョーンズからこの依頼が来た時、「これこそ私の待っていた仕事だ!」と確信したそうです。

さっそく着手することになりましたが、繊細な波動を読み取るために、エルシーは、周囲に誰もいない環境を求めました。

人から好奇の目を向けられると、そのエネルギーがリーディングに影響するからです。

彼女の持病はたいへん重いもので、身体を少しでも動かすと激痛が走るほど。

そのために少女の頃からずっと介護施設で暮らしていて、当然ながら、身の回りには常にたくさんの人々がいたのです。

二人は相談の上、サンディエゴにあるバルボア公園の中の、人通りがなく樹木に囲まれた場所を選びました。

数時間で透視された360のシンボル

バルボアパークは、多数の博物館や動物園、劇場などを有する都市公園なので、上野公園のような存在。(広さは10倍以上ありますが)

チャネリングは停めた車の中でなされました。

ジョーンズは360枚の白いカードを用意しました。

カードの裏側には12サインのシンボルと数字(度数)を書いてあります。

それをランダムに、1枚づつ取り出して、エルシーの前に置くのです。

彼女はカードに意識を集中し、脳裏に見えたビジョンを語る..

それをジョーンズが素早く記録する…

これを360回繰り返すことで、サビアン・シンボルのすべてを、数時間でダウンロードしたのです。

車の中で、ジョーンズは、ふと見えない存在を感じたそうです。

それを言うとエルシーは

「あなたのそばに、サービア人のブラザーが腕組みをして立っています」

と答えました。

サービア人とは、古代メソポタミアに存在した、ある錬金術師の氏族。

古代神聖科学を伝えるカルデア人(古代バビロニアの知識階級)の流れにあります。

エルシーの透視ビジョンは、この「サービア人」の魂のマトリックスからもたらされたため、

サービアのシンボル

=「サビアン・シンボル」

と名付けられました。

 

このようなことから、サビアンシンボルは不思議な詩のようになっているのです。

いちおうは占星術技法として紹介していますが、むしろ、12サインというアカシックをリーディングしたもの。

エルシーによれば、カタチのない世界の足場となる人類共通の記憶であり、 進化のために霊界からもたらされたプレゼントなのです。

 

超能力者の出生図

痛みに耐えて、この情報をダウンロードしてくれたエルシー・ウィーラーの出生図を紹介します。

 

アセンダントにサイキックの海王星、月は宇宙空間に溶けていくゾディアックの最終度数。

太陽のサビアンは「謎の追求」を意味していますし、認知力の水星には限界を超える冥王星からのスクエアがあります。

これらから天性の透視能力の高さがうかがえます。

ディーン・ルディアと諸氏の活躍

このサビアンシンボルに、精神世界研究家ディーン・ルディアが強く反応します。

ルディアはパリで生まれたフランス人ですが、若い頃にアメリカに移り、現代音楽の作曲家、アーティスト、作家のかたわらで、精神哲学やオカルティズムの研究をしました。

神智学協会から分派したアリス・ベイリー(「水瓶座の時代」「ニューエイジ」を初めて提唱した神秘家)に学び、後年、20世紀最大の占星術家と呼ばれるようになります

この流れからルディアは大きな影響力を持っており、サビアンシンボルは世界的に広まることになりました。

1985年に逝去していますが、ルディアの活動はこちらに一挙アーカイブ化されているので興味があったら見てみてください。(英文サイト)

http://www.khaldea.com/rudhyar/

日本でもたくさんの研究がされていますが、ルディアの直弟子である直居あきら先生と、独自の研究を重ねた松村潔先生がサビアンの世界を牽引した2大巨頭です。

 

簡単な年表に整理してご紹介します。


1925年 ジョーンズとエルシーがサビアンシンボルをダウンロード

1936年 ルディア「The Astrology of Personality」を出版
(ジョーンズの情報を元に独自に体系化)

1956年 ジョーンズ「The Sabian Symbols in Astrology」を出版
(多様な研究が発表されたため、原点を記録に残す目的で最初のシンボルを紹介)

1973年 ルディア「An Astrological Mandala」を出版
(56年版サビアンに一部、過剰な解釈があったとして改訂)

1984年 直居あきら氏 ルディアに師事

1991年 松村潔先生「神秘のサビアン占星術」を出版

1997年 直居あきら氏「定本サビアン占星学」を出版

2004年 松村潔先生「決定版!!サビアン占星術」を出版


ご覧の通り、いくつものバージョンが存在し、シンボルの表現そのものも解釈も多少異なります。

よく使われているのは、ルディア73年版とジョーンズ版です。

ひとつ紹介すると、同じ牡羊座19度でも

ジョーンズ版
「The Magic Carpet.」
魔法のじゅうたん

ルディア36年版
「A magic carpet hovers over the depressing reality of every day life in an industrial area.」
労働者地域の日々の重苦しい現実の上に、魔法の絨毯が浮いている

ルディア36年版は、ルディア本人も「しつこく書きすぎた」と感じたようで、書き直したものが73年版です。

 

このようにサビアンシンボルは、(占星術そのものと同様に)さまざまな研究を重ねられ、生き続けています。

もともとが、宇宙に存在するエネルギーの表現ですので、奥深く、単純でないところが魅力です。

 

あと書き

このサイキック性の強いサビアンシンボルの存在を知って、私は、占星術の学びが格段に楽しくなりました。

西洋占星術はかなり理論的で左脳を使うものなのですが、実際のリーディングではそこから、映像的なシーンをイメージする必要があります。

サビアンの象徴はそれをとても刺激してくれるのです。

このサビアンシンボルをもたらし、発展させてくださったすべての方に深く感謝します。

こちらは個人的な思い出ですが、2014年、川本真都さんのご尽力で、開催された両先生のワークショップの一コマです。

これをお手伝いさせていただいたことは、私の一生の宝物として大切にしています。

 

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