天音なおみです。
2020年は怒涛の変化の一年です。
その皮切りである、宇宙新年「春分」について、この記事で解説していきたいと思います。
この記事の内容を動画でも解説しています。
特にホロスコープ解説は動画のほうがわかりやすくおすすめです!
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🔹宇宙新年!占星術における春分の意味とは?
今年の春分は3月20日。
ご存知のように、秋分と同じく「昼と夜の長さが均等になる日」ですが、占星術における「春分」とは、太陽が、春分点(=牡羊座の始まり)に入る瞬間のことなんです。
世界的にスタンダードな現代の暦は、西暦で、その1月1日が元日ですね。
しかし、星の視点、自然界から見た、新しいエネルギーの切り替えポイントは、この「太陽の春分点入り」なのです。
そして、西洋占星術では、この瞬間のホロスコープ「春分図」が、これから1年の運勢を示すとしています。
とはいえ、実際には、この運勢が1年の間、ずっと持続するわけではなく
・春分のホロスコープ状態はこれから1年の主題
・春分から、どんどん活性化するエネルギーがわかる
ととらえるのが妥当です。
🔹春分図の意味を知るメリット
春分図に限らず、ホロスコープの意味をひも解いて、意識すると、星々のエネルギーが圧倒的に受け取りやすくなります。
もちろん、意味を知らなくても受け取ることはありますが、知っておけば、よりよい計画が立てられます。
あなたらしい1年をクリエイトするための参考にぜひお役立てください。
実は今年は、これから劇的な変化がもたらされます。
この春分の直後も、
・22日12:58には、土星が水瓶座に移動
・24日18:28に、牡羊座で新月
とめまぐるしい切り替えが起こります。
これらについてはまた別途で解説していくので、お見逃しないようメルマガやLINEにご登録くださいね。
🔹占星術で読むこの時代の位置づけ
大きな流れでは、山羊座に長期滞在する冥王星が、これまで社会で当然とされていた価値観、伝統、常識、あるいは制度、法律、大きな組織などを、根底から変えようとしています。
この作用は、2009年から2023年の間に起きますが、2020年春分からが本格的な仕上げの時期。
現在は、私たちの進化のために、すでに必要でなくなった古いものが分解するプロセスです。
現在、新型コロナの騒動やオリンピック開催問題、株の暴落などの経済問題などに直面していますから不安を感じるのが当然ですね。
でもこれらも私たちの変化を後押ししている、というわけです。
諸問題の決着がつく頃には、問題が発生する前の世界に戻るのではなく、それとは異なる新しい世界が開けています。
以前の状態に戻そうと尽力するより、心機一転、新しい価値観に踏み出すほうがスムーズです。
🔹2020年の春分図解説
それでは、2020年の春分図についてお話していきましょう。
こちらが春分図です。
日本では、3月20日の、お昼の12時52分頃に起きます。
春分図は、地球人に共通なのではなく、時差がありますから、場所ごとに少しづつ異なります。
(東京で算出)
例えばアメリカだと、真夜中に起きるので、こんな図になります。
(ワシントンで算出)
●春分図の太陽で見る「新しいエネルギーの着火点」
太陽がいる、この位置が春分点ですが、9ハウスにいます。
9ハウスとは、諸外国とのやりとり、あるいは高度なサイエンスなどの研究開発を示す位置です。
つまり、まずはこの分野に、春分点の太陽からの新しいエネルギーが降りてきて、非常に活性化していく、という意味となります。
また、この活性化の性質を、太陽のアスペクトが示しているのでチェックしてみますと、土星と60度のセクスタイルです。
これは、実際の現在の状況を考えるととても象徴的なのですね。
土星は山羊座の30度、最終度数で、「ボスたち、トップの人たち、権力を持つ人たちだけで大事なものごとを決定する」、つまり、「トップダウン」という性質をもたらします。
土星は、制限や義務の星ですから、そのボスたちは、非常に重い責任を持っており、たくさんの人に情報をシェアできない状態です。
その土星が、春分図の、「ディセンダント」という位置にいます。
ここからは、「他の国からの圧力がある、日本はそれをとても気にしなくてはならない立場である」ということが読めるのです。
近くに冥王星がいますので、
・土星 コントロール、責任、義務、しなくてはならないこと
・冥王星 破壊と再生、変容
ですから、この土星は、冥王星のどんなことでもひっくり返せるくらいのパワーを持っていて、また、冥王星は隠れる星であることから、一般の市民にオープンにされにくい密室的な話し合いがもたれると予測します。
土星は春分の2日後には水瓶座に入って、「もっとグローバルな視点で考えるように」というプレッシャーをかけていきます。
こうした土星・冥王星のすぐそばには、コンジャンクションしている火星と木星があります。
・火星 自分の主張
・木星 広げて世の中に受け入れられる
ですから、このかたちは、火星の主張力をとても華々しく、拡大します。
こうした4つの星はすべて山羊座にありますので、これまでの常識を主張していきます。
お話したように、非常な権力を持ち、派手で強くて引かない!
そう聞くとちょっと不快な印象がしますよね。
しかし、これらが太陽に対する関わり方はセクスタイルという有益な角度です。
つまり、春分の太陽が新しいエネルギーを運んでくる際に、これらの後押しがあるわけです。
まとめると、他国から、とても強い圧迫的な主張をされることで、日本は動いていくようです。
でも、そのことが、新しい発展につながっていきます。
現実に即して考えると、特にオリンピックが気になりますね。
●春分図の月で見る「ムード、人々の暮らしや感情面」
月は春分図においては、国民を示します。
月を見ることで、多くの人たちの感情面や暮らし、受け取っている印象、雰囲気がわかります。
これは日本の春分図ですから、日本国民、というわけですが、この国民の関心は、乾いていてクールな水瓶座にいます。
そして7ハウスにあることから、外国からの働きかけや、周辺で起きていることに関心を持っています。
この月は、サビアンシンボルが水瓶座14度「トンネルを抜ける列車」です。
この度数には、知的なシャープな視点とか、情報網などを使って抜け道を探し出す能力があります。
とても冷静に耳を傾けて、観察しているし、巧妙なアイディアを持ちそうです。
よくリサーチして、本当に意味のあるものを、選びとっていく。
日本人は国際レベルで、自主管理が非常によいことが、新型コロナであらわになっていますが、用心深さとか、よく考えるという雰囲気が強く出ていますね。
水瓶座の月は、通常は、思想や自由にこだわりが強く、物にはあまりこだわりません。
しかし、自分の欲求に正直な牡牛座の金星とスクエアなので、この月は、欲求を満たす楽しいものを欲しがっています。
ただし、牡牛座16度ですので、高い審美眼があるのですが、「綺麗なだけ、ものがいいだけじゃだめ」。
こだわりが強くて、こうるさいし、けっこう神秘的だったり、精神的な価値があるものを好みます。
●2020年春から売れるもの、人気が出るものは?
この春分図を総合して、日本人の関心が集まるところから、売れるものや人気が出るものを予測してみましょう。
それは、まず、太陽がいる位置から推察される、知識や学習、精神的な向上に関わるもの。
それから、月が「多くの人の生活ニーズ」を示しますが、水瓶座ですから、オンライン、ウェブサービスで人とつながるもの。
安くて早くて便利なもの。
飲食で言えばファストフードとかインスタント、機能性食品などですね。
オリンピック景気、インバウンドは、ゼロではないけど、かなりの下方修正が必要です。
なぜなら、この水瓶座の月は現実的な体を動かさないで、ネットでライブを見ようとします。
実際に足を運んでもらわないと成立しない、ホテル、民泊、飲食店は苦戦です。
また、金星が「遊び、レジャーとして売れるもの」を表しますが、スピリチュアルな意味が含まれている美的なもの。
そして、前述した月のサビアンシンボルと水星の状況から読めるのは、特に、一般にばらまかれるのではない、「特別な場所だけで手に入る価値ある情報」のニーズも高くなります。
🔹春分から意識しておくとよいこと
さて、こうした春分図は、日本は?日本国民は?といった、全体的な大きな流れです。
個人個人としては、「これを知った上で、あなたはどういう方針を立てていくか?」ということが重要ですね。
同時に、焦らないことも大切です。
なぜかというと、地上で起きている様々なことがら、現象は、過去の結果だからです。
人々の思惑や、過去の因縁などがたくさん積み重なっているものほど、なかなか変わりにくい性質を持っています。
ですから、物事によっては、慌てず時間をかける必要があるわけです。
また、ぜひこの春分から1ヶ月の間は、太陽が進行する「牡羊座」が示している、好奇心やチャレンジ精神を大切に行動されますようおすすめします。
今はいろんな不安要素が多い社会状況ですが、私たちはいつでも、物語の途中にいる存在です。
臆することなく、最初に申し上げましたように、前を向いて進みましょう!
星のエネルギーは、宇宙から降り注ぐ純粋な波動。
そして、いつでも休みなく、地上の現象に変化の光を投げかけています。
星のエネルギーを受け取りやすくなるよう、恐れや執着を手放して、できるだけピュアで素直な心持ちで過ごしましょう。
宇宙にいただいた可能性を開花して、あなたがさらに輝いてゆかれますよう応援しています!